バ ン コ ク 都 内 で 爆 弾 事 件 発 生
 4月9日午後11時20分、バンコク都内のショッピングセンター「メジャー・ラチャヨティン」前の公衆電話ボックスで爆弾が爆発しました。

 これまでの警察の捜査によれば、被害を受けた電話ボックスは隣接する3基。爆発の起こる少し前にタクシーが1台、電話ボックスの前に停車しており、これを不審に感じた交通警官が違法駐車として違反切符を切っている。そのため、タクシーはその場を移動したが、その直後に爆破が起きた。

ただ、爆弾の威力であるが極めて弱く、爆発時にたまたま近くにいた通行人も、全く負傷をしなかった。

また、爆発の起きた月曜日は歩道での商売が禁止されているうえ、時間的にもショッピングセンター閉店後という人通りの最も少ない時間を選んでいることからため、殺傷目的はなく、何かしらの警告ではないか、と警察ではみている。

現在、警察が可能性として挙げているのは、(1)同地区におかるビジネス、人間関係のトラブルによる犯行(2)ショッピングセ
ンターを解雇された者の遺恨による犯行(3)何らかの警告を必要とするグループによる犯行――などだ。

警察では、南部でテロ事件を起こしているイスラム過激派との関連が指摘されている大晦日・元旦の首都圏連続爆破テロとは別組織の犯行の可能性が高いとしているが、まだ、それを特定する証拠は集まっていない。

 今回の爆弾事件を受け、国家警察庁、首都圏警察は緊急会議を招集。12日から本格化するソンクラン(タイ正月)イベントにおける警備体制の見直しを検討した。さらに、アリ内相も、タイ全国の県知事に対して、ソンクラン・イベントに対する徹底した監督を厳命している。

 
今回の爆破事件の真相解明までには今しばらく時間がかかるであろうが、今後起こるかもしれない事件に対する何らかの「警告」である可能性は否定できない。そのため、ソンクラン期間中、民衆の多く集まる場所に出掛ける場合には、植え込みやゴミ箱に近寄らない、不審物がないかどうか注意を怠らない、など最低限の警戒は必要かもしれない。